こんにちは、れっこです。
今回は、冬を感じたいと思い行った青森県奥入瀬渓流の氷瀑ライトアップの感想です。
氷瀑自体は普通に行っても見れますが、ライトアップはツアーを申し込んだ人しか見れない特別なものになっています。
奥入瀬渓流の氷瀑とは
青森県にある全国でも有名な氷瀑の1つです。
氷瀑とは凍り付いた滝のことで、氷点下が続くような寒い地方でしか見ることができません。
奥入瀬渓流は新緑や紅葉も有名でどの季節でも見どころが多いスポットです。
氷瀑の見頃 | 12月中旬~3月上旬 |
住所 | 青森県十和田市奥瀬60 |
入場料 | 無料 ※ツアーについては後述 |
営業時間 | 24時間 |
トイレ | 3か所 |
駐車場 | 3か所(焼山・石ヶ戸、子ノ口) |
アクセス | (車)八戸駅から1時間程度 (電車)「十和田市まちなか交通広場」から バス十和田北線「焼山」行きに乗り、「焼山」下車 「焼山」から徒歩20分ほどで「紫明渓」(1つ目のスポット)に到着 ※冬季はJRバスが運休のため注意 |
十和田市HP | https://www.city.towada.lg.jp/kanko/event/hyoubaku.html |
氷瀑ツアーは4種類あるので間違えないように注意
氷瀑ツアーは、ナイトツアーが2つ、日中ツアーが2つ、
シャトルバスのみが1つの計4種類あります。
発着点や実施期間・運行日が違い複雑なため、表にまとめてみました。
ツアー名 | ナイトツアー (市街地・焼山) |
ナイトツアー (十和田湖) |
ネイチャー ガイドツアー (日中) |
シャトルバス往復 |
実施期間 | 12月中旬~3月中旬 | 12月中旬~2月下旬 | 12月中旬~2月下旬 | 12月中旬~2月下旬 |
運行日 | 木~日・祝日 | 金~月・祝日 | 土日・祝日 | 金~月・祝日 |
発着点 | 十和田市中央発着 | ホテル十和田湖荘前発着 | 七戸十和田駅南口発着 | 十和田市中央発着 |
乗降可能 場所 |
十和田市中央 十和田市現代美術館 奥入瀬森のホテル 奥入瀬渓流温泉 星野リゾート奥入瀬 |
ホテル十和田荘前 とわだこ賑山亭前 |
七戸十和田駅南口 十和田市現代美術館 道の駅奥入瀬 奥入瀬渓流温泉 奥入瀬渓流館 |
七戸十和田駅南口 十和田市現代美術館 道の駅奥入瀬 奥入瀬渓流温泉 奥入瀬渓流館 ホテル十和田荘前 とわだこ賑山亭前 |
料金 | 大人 3,000円 子供 1,500円 |
大人 3,000円 子供 1,500円 |
大人 3,000円 子供 1,500円 |
大人 1,500円 子供 750円 ※往復料金 |
補足 | ー | ー | 七戸十和田駅から 乗車の場合は +片道 大人500円、 子供250円 |
片道は 大人 1,000円 子供 500円 |
奥入瀬渓流のライトアップポイント
奥入瀬渓流マップ
引用元:奥入瀬渓流氷瀑ツアー特設サイト
氷瀑ツアーのサイトに、奥入瀬渓流の各スポットの場所とライトアップされる場所が載っています。
ライトアップ対象の7か所のうち、時期によって一番状態が良いスポット5か所を巡ります。
ツアーバスと一緒に巨大な照明を乗せた車が同行し、ツアーに合わせてライトを当てていくので
ツアー客か、偶然ライトアップのタイミングで通りかかったラッキーな車しか見ることができません。
日中ツアーはどこを回るか明記されていませんでした。見つけられずすみません。。。
恐らくこのマップにあるスポットを何か所か回るものだと思われます。
乗降可能場所について
乗降可能場所は、ツアー参加の際に観光バスが停車する場所です。
停車時刻は決まっていて、参加者を各場所で順番に拾っていくイメージですね。
ホテルの場合は、宿泊者のみがそのホテルから乗ることができます。
ホテル宿泊者は、夕食の時間を調整してもらえる
私は奥入瀬森のホテルに宿泊したので、その時のことを書きます。
通常、夕食は1番早い時間で18:00からなのですが、
ツアーバスが到着するのが19:10とあまり食事の時間が取れないので、
17:30からに調整していただけました。
事前に連絡をすればツアーに間に合うように調整していただけるようです。
ツアーを予約する場合は最新情報のチェックも忘れずに
上記の内容は2023年の情報を元にまとめたので、内容が変更される可能性があります。
予約の際は最新情報の確認もお願いします。
奥入瀬渓流 氷瀑ライトアップを主観で評価するなら
観光スタイル「宿泊旅行」
ナイトツアーは乗車場所にも寄りますが、19:00~21:00くらいのツアーなので
都内から行く場合は、宿泊旅行が必須です。
新幹線で八戸駅まで来て、八戸周辺を観光してからツアー参加するのがよさそうですね。
観光地も八食センター、蕪島、八戸ポータルミュージアムはっち等色々あるので退屈しません。
特に八食センターでは、魚介類を自分で選んで炭火で焼いて食べることができ、
それが忘れられないぐらい美味しかったので行かずに帰ることはできません。笑
氷瀑の見ごたえ ★★★★☆
かなり大きな氷の柱があり迫力満点でした。
周りは街灯などもないので、真っ暗な山の中で照らされる氷瀑は幻想的でした。
ツアーバスが各ポイントまで連れて行ってくれて、とても楽!
ただ、各ポイント10~15分程度しか居られないので、
もっとじっくり見たい!という気持ちもありました。笑
写真映え ★★★☆☆
ライトアップの撮影全般に言えますが、撮るのが難しい。。
夜に強いカメラがあれば、しっかり写真映えしてくれます。
でもなんとなく自分の目で見た方が、サイズ感、立体感が分かって綺麗な気がしています。
(私の撮影技術の問題かもしれません。。。笑)
灯りは氷瀑を照らしているライトしかないので自撮りはほぼ不可能ですね。
お祭り感?(非日常感) ★★★★☆
お祭り感というか非日常感を抜群に味わえる場所でした。
夜の雪山はとても静かで、人気はツアー客しか無く、水の音だけが聞こえ癒されます。
ガイドさんがバスの中で各スポットの魅力をクイズを交えつつ説明してくださり面白いです。
人の少なさ ★★★★☆
ツアーの参加人数は20~30人程度で適度にわいわいしながら回って行きました。
場所によっては綺麗に見える場所が狭かったりするので、
その場合は順番待ちで見ていくような状態にはなってしまいますがそこまで気にはなりません。
自分のペースで回りたい場合は、日中に車で回っていくのがベストですね。
八戸周辺の観光地も人出は多くなく、のびのびと観光ができ最高でした。
都内からのアクセス ☆☆☆☆☆
特に冬場ですが、奥入瀬渓流まで行くのは結構大変です。
私のおすすめとしては、ホテル宿泊+ツアーを利用することですね。
奥入瀬森のホテル、星野リゾート奥入瀬、ホテル十和田荘等
ツアーバスが停車するホテルに宿泊して
ホテルから直接ツアーに参加するのが一番楽だと思います。
ホテルによっては、近くの駅から連絡バスが用意されており移動も困りません。
星野リゾートに関しては独自のツアーも用意されているようです。
ツアーを利用せずに、自力で奥入瀬渓流まで行くのはかなりハードルが高いです。
新幹線で八戸駅まで行き、そこからレンタカーで1時間走らせて
奥入瀬渓流に行く形がよさそうです。
しかし、雪の積もった山道を運転するのは不安もあると思います。
バスでも向かうことは可能ですが、奥入瀬渓流は約14km続き、徒歩で回るのは厳しそうですね。。。
どうしても自力で行きたい!という場合は
下記のサイトで詳しく紹介されているので参考になるかもしれません。
実際に行ってみた感想
行った日 2023/3/4
JR東日本が150周年を記念して、電車・新幹線乗り放題パスを販売していたので
せっかくなら遠くまで行ってみたいと思い、青森県の奥入瀬渓流に行くことに決めました。
1泊2日の旅プランまとめてみた
私が実際に行った時のプランです。ざっくりなので参考までに!
私の場合はライトアップ以外はノープランで、
行きの新幹線で移動中等、空き時間でどこに行くか決めていった感じです。笑
八戸からバスで八食センターへ、好きな魚介を選んで焼ける七厘村が最高
新幹線で八戸駅まで行き、そこから「八食100円バス」に乗り約12分、八食センターに着きます。
八食センターとは八戸市にある大きな市場で、魚介類を中心に青森の名産品が並ぶ場所です。
新鮮な魚介類がずらっと並んでいて見ていて楽しかったです。
見たことないくらい大きな牡蠣や帆立が1個300~400円くらいで販売されていることに驚きました。
館内マップにもあるように、他にもたくさんのお店があり
野菜や果物、お菓子、お土産品などたくさんの品が販売されていました。
ここで魚介類の乾物をお土産として買いました。美味しかった~!
八食センター内にはコインロッカーがいくつかあるので、
スーツケースなどの旅行の荷物も預けてから回ることができます。
八食センターの館内マップ
引用元:八食センター「店舗マップ」
ぐるぐる回るだけでも十分楽しいですが、この市場で絶対行ってほしいのは「七厘村」です。
市場で購入した魚介類を炭火で焼いて食べることができます。
利用料は2時間で大人400円、小学生150円、幼児無料です。
七厘村のカウンターではお酒やジュースなどの飲み物も購入できます。
先にカウンターで受付をして、その後に市場で食材を買いに行く流れになります。
炭火は、市場で食材を選んでいる間に店員さんが用意してくれるのでとても楽です!
貝類と海鮮丼を購入し、いざ、貝達を炭火へ!
醤油をかけて食べた貝達は、一口じゃ食べきれないほど大きくて
このためにここまで生きてきたんだ、、、!って思うくらい美味しかったです。笑
海鮮丼も新鮮で美味しすぎて、これじゃあ他の場所で海鮮が食べられなくなってしまうよ。。。
お腹いっぱいになったら森のホテルにチェックイン
八食センターから再び八戸駅に戻ります。
奥入瀬森のホテルは送迎バスがあるのでそれに乗り、ホテルに向かいます。
バスに乗ること2時間くらいでホテルに到着しました。
市街地を離れ、しばらく山の中に入っていったところにあります。
チェックインを済ませた後、森のホテル周辺を散策したり、部屋でのんびり過ごしていました。
部屋も広くて清潔感があり、大きな窓から見える雪景色も綺麗で快適な場所でした。
写真はジャパニーズモダンルームという客室です。
森のホテルの夕食は豪華で幸せ
森のホテルでは、通常夕食は早くとも18:00からなのですが、
ツアーバスが19:10に来るのであまり時間が足りないとのことで、
ナイトツアーに間に合わせるために17:30からの夕食に調整していただきました。
夕食は少し背伸びして、2番目に高いグランスタンダードの奥入瀬キュイジーヌを選びました。
メインが国産和牛のローストなのが特徴のコースのようです。
どの食事も美味しくて見た目も華やかで、とても贅沢な時間でした。
追加料金で飲み物も頼むことができます。頼んだワインも美味しくて幸せでした。。。
至福のディナーの後は、お待ちかねの氷瀑ライトアップツアー
私は冬の奥入瀬氷瀑ナイトツアー(市街地・焼山発着)に参加しました。
時間になるとツアーバスがホテルの前に停車します。
ホテルのスタッフさん達に見送られながらバスに乗車。
私が参加したツアーで巡ったのは、下馬門沢、千筋の滝、子ノ口、白糸の滝、馬門岩の5か所。
ガイドさんによると参加した時期に合わせて、
一番状態がよいスポットに連れて行ってくれるようです。
私が参加したのは3/4。氷瀑が見られるのもぎりぎりの時期で、
少しでも気温が上がったり、雨が降ったりすると綺麗な氷の柱を見ることができないそうです。
確実に綺麗な状態のものを見たいのであれば、2月に行った方がよさそうですね。
各所を巡る前に石ヶ戸休憩所でトイレ休憩があります。
それ以降は、ツアー最後までトイレ休憩が無いのでこのタイミングで済ませておきます。
最初に案内されたのは下馬門沢
雪景色の中で静かに流れる沢です。
空気が澄んでいて、気軽に人間が立ち入っちゃいけないような神聖さも感じます。
このツアーのために巨大な照明を積んだ車が同行していて、
ライトアップポイントに到着するとぱぁっと照らしてくれるのは新鮮で面白かったです。
各ポイントに移動している最中も、ガイドさんが各所の歴史を説明してくれるので退屈しません。
次に、凍った千筋の滝へ。細かい氷柱がたくさん。
バスを降りると容赦なく雪の積もった場所を通って、千筋の滝の前に行きます。
雪の降らない南の島生まれの私には
未だに雪道が慣れず、滑らないかビビりながら通っていました。笑
こちらは細かい氷柱がたくさんあり、下は大きな川が流れているような場所でした。
子ノ口へ流れ出る奥入瀬渓流は、まるで別世界
ここで一度、奥入瀬渓流の終点、子ノ口まで行きました。
大きな湖に流れ出る奥入瀬渓流をライトアップしてくれます。
この写真の反対側が子ノ口で真っ暗なので写真は撮れませんでしたが
遠くにうっすらと対岸が見えるような場所でした。
ここはかなり風が強くて、凍えそうになりながら見ていたのを覚えています。
白糸の滝、離れていてもざぁーーっと迫力のある滝の音
子ノ口で奥入瀬渓流を折り返して戻りながらも、まだまだライトアップを巡っていきます。
続いては遠目なので小さく写っていますが、奥にあるのが白糸の滝です。
近くまでは行けませんでしたが、遠くからでもざぁーーっと大きな滝の音が聞こえました。
この辺りでちらほら雪が降り始めて幻想的でした。
最後に氷瀑といえばなスポット、馬門岩の大きな氷瀑!
このナイトツアーの目玉。馬門岩の氷瀑です。
大きな滝ががっちりと凍っており、大迫力な氷瀑でした。
溶ける前に見に行けてよかったー!
岩一面が凍っています。
こんな大きな滝が凍ってしまうなんてすごいですね。。。
奥入瀬渓流といえば夏のイメージが強い人も多いかもしれませんが、
冬の奥入瀬渓流、最高に素敵な場所でした。もちろん夏も行ってみたい!
ツアーから帰宅。ホテルで温泉に入り就寝
21時ごろにツアーが終わり、ホテルに戻ります。
冷えた体を温泉で温めて、完璧な状態での就寝です。
森のホテルには、露天風呂も含め様々な温泉がありとてもいい場所でした。
青森旅行2日目、本八戸で降り八戸ポータルミュージアムはっち周辺を散策
2日目は、八戸周辺を観光してみようと思います。
まずは八戸駅にある商業施設「ユートリー」へ寄り道。お土産品などが販売されています。
ユートリー1階メインホールには、八戸三社大祭の山車が展示されています。
お土産品は帰りに買うとして、次に本八戸駅へ。
八戸ポータルミュージアムはっちを始めとした商業施設や飲食店が並ぶ場所です。
管楽器に惹かれて入ったのがたまたま八戸ポータルミュージアムはっちでした。
ジャズのイベントをやっていたようです。
ついつい長居をしてしまってランチの時間がぎりぎりになってしまいました。笑
ウミネコがたくさんいる神社「蕪島神社」へ
本八戸駅から今度は鮫駅まで移動し、蕪島へ行きました。
陸地がつながった小さな島で、てっぺんには蕪島神社があります。
時刻も16時と夕方になっていたせいもあるかもしれませんが、
ウミネコ達はみんな沖の方で泳いでいて、神社周辺にはいませんでした。さみしい。。。
階段を上って神社を参拝。
賽銭箱の右側にある野菜みたいな銅像はかぶを祭ったものでした。
拝殿の周りを1周することもできます。
カモメの形をしたおみくじ、カモメが描かれた手水舎などもありました。かわいい
頑張ってウミネコ達を撮影してみましたが、遠すぎて心霊写真にしか見えません。
遠くでめっちゃ鳴いてました。1回でいいからこっちに来てくれないか。。。
【おまけ】帰りに仙台駅へ寄り道、気になっていたせり鍋を食す
せっかくなのでJR東日本乗り放題パスを使って、帰りがけ仙台駅で途中下車。
職場の仙台出身の人から教えてもらったせり鍋が気になっていたので注文しました。
春の七草の一つ「せり」。
子供のころ母親に一度だけ七草がゆを作ってもらったことがあったので、
なんとなくどんな感じの味かは想像できていて、すごく楽しみにしてました。
葉、茎、根の全てを食べることができ、鶏肉と一緒にお鍋で食べます。
香草の一種なんでしょうか、とても香りが良くてシャキシャキと歯ごたえがあります。
調べてみると三つ葉に似た味のようです。言われてみれば似ているような気もします。
最後に雑炊でいただきましたが、せりの香りが十分残っていて爽やかな味わいで美味しかったです。
東北を満喫し、帰路へ。また行きたい。。。
あっという間に時間がたち、東京に帰りました。楽しかったー!
東北出身の方とお話しする機会があるときに、「何にもないよ!笑」と
自虐気味に言われることが何回かありましたが、
私としては、あまり広く知られていないだけで
掘れば掘るほど魅力がたくさんある場所なんじゃないかと思っています。
青森でいうと、弘前の桜やねぷた祭りも行ってみたいし、
今回仙台駅しか行けなかった宮城も次は松島に行ってみたいです。
とてもよい旅でした!
まとめ
- 青森県奥入瀬渓流の氷瀑ライトアップはツアー客だけ見れる特別なもの!
- 氷瀑シーズンは12月中旬~3月上旬。3月は溶けている可能性もあるので2月頃が安牌。
- ツアーは4種類あるので、期間や時間帯、乗降場所を確認してから予約してね
- 私のおすすめは、ホテル宿泊+ナイトツアー。雪道を運転することなく観光できて安全!
- 八戸は氷瀑以外にも、八食センター、蕪島、八戸ポータルミュージアムはっち等色々あるよ
- 食事はどこも最高に美味しくて、東北の魚介類こんなに美味しいんだと感動。。。
コメント