こんにちは。れっこです。
東京の2大日本庭園といえば、六義園と小石川後楽園です。
どちらも紅葉スポットとしても人気が高い2つの庭園ですが、個性はかなり違います。
実際に六義園・小石川後楽園の紅葉狩りに行った経験を踏まえて、
どう違うのか、どんな人におすすめなのかについて紹介していきたいと思います。
六義園・小石川後楽園の見頃・所要時間はほぼ同じ
六義園・小石川後楽園の見頃は、どちらも11月下旬~12月上旬
六義園・小石川後楽園は同じ文京区とかなり近い場所にあるので、
見頃も同じ11月下旬~12月上旬です。
経験則でいうと、紅葉の本数の少ない六義園の方が見頃が若干短く、綺麗な時期を外しやすいです。
ライトアップの場合は、見頃が多少過ぎても綺麗に見えるので気にする必要は無いかもしれません。
六義園・小石川後楽園の回る時間は、どちらも1~2時間程度
六義園・小石川後楽園は、どちらも1~2時間程度で回り切れる場所です。
六義園ライトアップの場合は、エリアが少し縮小されるのでもう少し短いかもしれません。
体感ですが小石川後楽園の方が高低差が激しく池を渡れる飛び石があったりするので、
歩きやすい靴・服装の方がおすすめです。
六義園・小石川後楽園の比較結果
六義園・小石川後楽園の紅葉について、いくつかの観点で比較してみました。
一言でいうと、六義園はあまり敷居が高くなく若い人でも楽しめるような場所で、
小石川後楽園は静かに見たい人や渋い雰囲気が好きな人が楽しめるような場所です。
具体的にどんなところが違うのか説明してきます。
六義園は、茶屋・ライトアップなど紅葉以外にも楽しめる要素が多い
ライトアップがあり、夜の紅葉も楽しめる
六義園と小石川後楽園の紅葉狩りで大きな違いはライトアップの有無だと思います。
六義園は紅葉シーズン(2023/11/22~12/3)に
「夜間特別鑑賞」というライトアップがありますが、
小石川後楽園にはライトアップはありません。
ライトアップが見たいという方は六義園の方がおすすめです。
紅葉限定の「もみじ茶屋」、庭園内売店など気軽に食べられる場所が多い
また、六義園は紅葉シーズン限定で「もみじ茶屋」を開店しています。
庭園内によくある抹茶と茶菓子を頂くような敷居の高いものではなく、
(そういう茶屋もありますが)
屋台や売店のような雰囲気で外に簡易的なテーブルと椅子が置かれた茶屋です。
他にも気軽に入りやすい販売店などもあり、団子などの甘味、うどんなどの軽めの昼食、
コーヒー・甘酒・ビール・梅酒なども販売されています。
気後れせずに楽しめるのとメニューも豊富にあるのが特徴です。
一方で、小石川後楽園の場合は、少し敷居が高めの茶屋が中心です。
「葵屋 びいどろ茶寮」ではてんぷらや蕎麦などの定食も楽しめますが、
大体1000円以上のしっかりめの昼食が食べられる場所ですね。
また、小石川後楽園は外で飲食するお店は無かったと思います。
(お弁当などの持ち込みはOKなようです。アルコールは禁止)
そのため、気軽に軽めのものを飲食したい、外で食べたいというような人は
敷居が低めでメニューも豊富な六義園の方がおすすめです。
六義園の良かった点
- ライトアップ「夜間特別鑑賞」がある
- 期間限定茶屋や庭園内売店など飲食も楽しみやすい
- 渡月橋が紅葉も綺麗で映える(橋で立ち止まれないので自撮りは難しい)
- 比較的平坦で歩き回りやすい
- 来園者も若い人から高齢者まで幅広く場違い感を感じにくい
- 屋外に飲食スペースが多いので、賑わいがあって秋祭り感も味わえる
六義園のイマイチな点
- 人出が小石川後楽園よりは多い
- 紅葉が小石川後楽園より少ないので、物足りないと感じる人もいるかも
- 紅葉の本数が少ない分、見頃が若干短い傾向(ぎりぎりに行くと外しやすい)
- 六義園周辺(園外)に飲食店が少ないので、ランチ・ディナー難民になりやすいかも
六義園についてもっと細かく知りたい、実際に行った写真・感想をもっと見たい方は
以下の記事に詳しくまとめているのでよかったらどうぞ!
小石川後楽園は、人が少なめで紅葉狩りをとにかく楽しみたい人向き
紅葉の本数・密度が高く、見ごたえ重視の人は小石川後楽園
小石川後楽園は、もみじが約500本、その他紅葉・黄葉する木が約400本で
六義園は、かえでが約400本、その他紅葉・黄葉する木が約160本と
紅葉の多さでいうと小石川後楽園に軍配が上がります。
実際に見に行った上でも違いが分かるほど、小石川後楽園の方が紅葉が多く見ごたえがありました。
敷地面積でいうと、小石川後楽園70,847.17㎡、六義園87,809.41㎡と
小石川後楽園が若干小さいようです。
個人的に少し意外で、体感では小石川後楽園の方が広さを感じました。
小石川後楽園の方が高低差があり、入り組んだ場所も多かったからかもしれません。
敷地面積が若干小さく紅葉の本数が多い小石川後楽園が、必然的に紅葉の密度も高くなるので
とにかく紅葉の見ごたえが重要な人は小石川後楽園の方がおすすめですね。
入園者が少なく、混雑を避けて紅葉狩りができる
公益財団法人 東京公園協会の「令和4年度事業報告書」によると
令和4年度の年間入園者数は、
小石川後楽園が258,586人、六義園が414,821人と10万人以上の差があります。
実際に行った体感でも、小石川後楽園の方が人が少なく
自由に見て回れる印象だったので納得でした。
一方、六義園も、他の東京の紅葉スポットと比較すると人は少ない印象でしたが、
ライトアップは少し混みあい、写真映えする場所は人だかりが出来るような場所でした。
そのため、とにかく人が少ないところがいい、静かに楽しみたいという人は
小石川後楽園の方がおすすめできる場所です。
小石川後楽園のよかった点
- 紅葉の本数が多いので、かなり見ごたえがある
- 人が少ないので、静かに回りたい、人混み苦手な人も楽しみやすい
- 通天橋は紅葉写真スポットとしておすすめ(立ち止まって自撮りもしやすい)
- 池にかかる飛び石を渡るのが楽しい
- もみじの葉が池の水面に積もっていて綺麗
- 東京ドームシティが近くにあるので、紅葉狩り後に食事もしやすい
小石川後楽園のイマイチな点
- 高低差が激しいので歩き回るのに体力使う
- 園内は敷居が高い飲食店が多い(茶屋・定食屋等)
- 来園者の年齢層は体感50代以上が多い。はしゃぐと少し浮くかもしれない
- ライトアップがないので、開園時間が17:00までと短い
小石川後楽園についてもっと細かく知りたい、実際に行った写真・感想をもっと見たい方は
以下の記事に詳しくまとめているのでよかったらどうぞ!
まとめ
- 六義園は、茶屋・ライトアップなど紅葉以外にも楽しめる要素が多く欲張りさん向き
- 小石川後楽園は、人が少なめで紅葉の本数が多く紅葉狩りをとにかく楽しみたい人向き
- 六義園・小石川後楽園の見頃は、どちらも11月下旬~12月上旬。六義園が体感若干短め
- 六義園・小石川後楽園の回る時間は、どちらも1~2時間程度
他にも、六義園と同じくらい都内で有名な明治神宮外苑、高尾山を比較した記事や
個人的に庭園ライトアップの穴場としておすすめな
「大田黒公園」のレビュー記事も書いているので
興味のある方はどうぞ!
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